"there is more to life than ~"
→「物事は~だけではない」
"simple good and bad"
→「単なる良し悪し」
二つとも、慣用表現です。これらを組み合わせて例の訳を構成しています。
一つ目の表現は物事はそんなに単純じゃない、~だけじゃないという意の表現です。この場合は~に二つ目の表現が入るわけですね。直訳すると物事ではなく人生ですが、ニュアンスとしては広義の物事という意味での人生ですので問題はありません。
二つ目の表現は単純な良さ・悪さという意です。言葉自体のニュアンスとして、そのような良し悪しを超えた価値観の存在を示します。なので善悪の二項対立が比較的明確な西洋の価値観においては異色の表現と言えるかもしれません。