(1)You have to have a good understanding of what happened to you and where you stand.
(2)You have to try to have a good understanding of what happened to you and where you stand.
(3)You have to be well aware of what happened to you and where you stand.
こんにちは。
ご質問の「しっかり見る」ですが、これはなかなか難しいですね。「見る」を「理解する、理解しようとする」「気づいている、自覚している、認識している」と捉えて考えてみました。
おそらくピッタリではないかと思われる表現の仕方として、have a good understanding of 〜 や be well aware of を使ってみました。文の全体像は解説の最後に記しますので、そこから先に見てもいいかもしれません。
★直訳
(1)あなたは自分に何が起こったのかと自分の立ち位置の良い理解を持たなければならない。
(2)あなたは自分に何が起こったのかと自分の立ち位置の良い理解を持とうとしなければならない。
(3)あなたは自分に何が起こったのかと自分の立ち位置を認識していなければならない。(「認識」の部分は文脈により様々に解釈可能。以下の解説参照)
(1)(2)の意味を直訳で言うと「〜の良い理解を持つ」意訳すると「〜をしっかりと理解する」です。こう言うことにより「よく理解するために見ないといけない」という意味を醸し出しました。「見る」に値しそうな動詞を英語で考えてみても、例に挙げられたものを含め see, grasp, observe などを検討しましたが、日本語で伝わる意味と比較するとしっくりくるかどうか…でしたので。
(3)は be aware of を用いていますが、be aware of に well を入れることによって「十分に」という意味を付け足せます。これによって「しっかり」の意味が出ます。具体的な意味は次の項目を参照してください。
★「見る」あたいする部分の意味の捉え方
(1)では have to も使って「しっかりと理解しなけばならない」とし
(2)では have to try to を使って「しっかり理解しようとしなければならない」としました。
どちらも主語を you にしましたが、文脈などによって I でもOKです。
(3)では be well aware of を用いて「しっかり気づいている、知っている、認識している、自覚している」を表しました。
★ what happened to you
これは関係代名詞の what を使って「あなたに起こったこと」という名詞を作っています。詳細については文法参考書の「関係詞」の章で what の項をごらんください。先行詞を含む関係代名詞と言われ、the thing that happened to you と考えると理解はしやすいです。
★ where you stand
直訳は「あなたが立っている場所」です。これが「あなたの立ち位置」という意味になり、「自分の置かれている状況」を表すことができます。
これは関係副詞の where を使ったものですが、文法的なことを言うと先行詞を省略して名詞にできます。もし文法にご興味がおありでしたら以下の例をお読みください。
例)the place where you stand 「あなたが立っている場所」
分解すると the pace + you stand there で there が「そこに」→「立っている」と動詞を修飾しているので副詞の役割をしています。そしてこの副詞を関係詞(関係副詞)where に置き換えて、先行詞である the place の直後に置くことによりできる大きな1つのかたまりです。
英訳例に使った表現は、この先行詞の the place を省略したものでして、英語ではよく使われる表現の仕方です。
★ 文の全体像
主語 you
動詞 have to have (持たなければならない)または(3) have to be (でなければならない)
have の目的語 a good understanding または(3)aware (気づいている、認識している)
何の理解・認識・自覚なのかにつなぐ前置詞 of
of の目的語(前置詞に続く名詞を「前置詞の目的語」と言います)what happened to you と where you stand
以上ですが、お役に立ちましたでしょうか。