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今晩の議長のスピーチに注目が集まっています。って英語でなんて言うの?

いつもPay attention to を使いたくなるのですが、もっと適切な表現がある気がいたしまして。

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Naoさん
2016/06/07 00:30
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回答
  • (1)Tonight's speech of the chairperson has drawn much attention.

  • (2)Everyone is talking about tonight's chairperson's speech.

おはようございます。
 質問者様が pay attention を例に挙げられましたので、それを使って英語にすればどうなるのかをお示ししてみました。恐らく主語と目的語の関係を英語でどう表して良いのかがわからなかったのではないかと推測いたしました。英訳例と同じく重要な例をたくさん挙げてみましたので、感覚がつかめるのではないかと思います。

(1)
・何を主語にするか
 ご質問の和文では「注目」が主語です。これをそのまま主語として自然な英語にすると次のようになります。
 A. Much attention is paid to tonight's speech of the chairperson.
 B. Much attention is drawn to tonight's speech of the chairperson.

 これらの表現では pay attention to 〜 「〜に注目を払う」
          〜 draw attention  「〜が注目を引く」を使っています。

 例えば「人々が〜に注目を払う」という意味ですが、主語である「人々」の動詞 pay の目的語となる attention を主語とした受動態の文になっています。
 人々 pay attention to スピーチ 「人がスピーチに注目を払う
 → attention is paid to スピーチ 「注目が(人によって)スピーチに払われる」

 受動態では by 〜「〜によって」という言葉を入れたくなるかもしれませんが、元の文が一般の人々を主語にしている場合などにはあまり入れません。以下に能動態で言ったときの文も書いておきますね。
 A'. People are paying attention to tonight's speech of the chairperson.

 もう1つは、「〜が注目を引く」ですが、これは少し特殊です。主語「スピーチ」動詞 draw「引く」目的語 attention とう構造です。
 分かりやすくするために要素だけを書くと Speech draws attention
 これを学校で学んだ基本通りに受動態にすると、Attention is drawn by speech 「スピーチによって注目が引かれる」という文ができますが、こうは言いません。「注目」が「スピーチ」に「向けられる」という意味合いから、Attention is drawn "to" speech となります。これも同じく、能動態で書けばどうなるのかをお示ししておきますね。
 B'. Tonight's speech of the chairperson is drawing attention.

★「注目が集まっている」を現在完了形で書ける!
 一見、日本語から判断すると現在進行形が最も合うような気がしますが、「集めている」のは今まさに「注目が集まりつつある」なのではなく、「疲れている」という表現と同じで「すにでその状態である」つまり「すでに注目が集まってしまった状態」と考えることも可能です。
・ He is tired. 「彼は疲れている」←いま「疲れつつあるのではなく、すでにそうなった状態」
 そしてその状態を be動詞と形容詞で表しています。「疲れている」を表す形容詞が英語にはあるからですね。これと同じ考えをご質問の内容に合わせようとすると、ちょうど良い形容詞がないので動詞を使わなければなりません。こんなときに現在完了が大活躍します!この感覚がなかなか日本人にはつかみにくい点なので、あえて英訳例に入れさせていただきました。
 海外の新聞記事などで見たことがあるのですが、見出しには進行形、本文では現在完了形を用いている場合などもあり、意味の違いは曖昧に受け止められることがあるようです。日本語でもそのへん似ていますね。

(2)
 これは「みんなが今夜の議長のスピーチについて話している」という意味ですが、このように言えば同じ意味を簡単に表すことができる例として挙げておきました。

★ 所有格
 's がいい? of 〜 がいい?
 ものすごくざっくりと説明すると、「人の」ものである場合には 's で、「ものや出来事の」ものである場合には of 〜 がよく使われます。
 また「人の」である場合にも、単語そのものが長かったり、修飾語句がついて長くなっている場合には of 〜 が使われることがよくあります。そのため、ご質問文の「議長の」は基本的には the chairperson's ですが、ちょっと長いので of the chairperson としても違和感がありませんし、「我々の委員会の議長」となると、our committee's chairperson's speech ですと 主体となる speech にたどり着くまで長いので、the speech of the chairperson of our committee となったりします。
 「私が昨日あった人のスピーチ」ですと、the speech of the person I met yesterday という感じで、関係代名詞節が付いたりする場合もそうですね。

 以上、大変長くなってすみませんが、お役にたちましたでしょうか。

English Otchan 英会話講師と発音矯正のプロ Buddy's English College 代表のバイリンガル夫婦
回答
  • Tonight's chairperson's speech is the object of everyone's attention.

pay attention to でよいかと思いますが、それ以外の表現として

object of ~'s attention 注目の対象
で、
Tonight's chairperson's speech is the object of everyone's attention.
ともいえます。

なお、議長はもともとchairman と言われていましたが(現在も一部で使われてはいますが)PC(political correctness =差別用語を避ける傾向)から、manの付く語は、あまりよくないとされていますので、chairperson あるいは、chair の方が無難かと思います。

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