Actually, I broke my finger while using an electric tool once before.
こんにちは。
英訳例について解説します。文構造は比較的簡単ですが表現がいくぶんややこしいので、表現の解説を主にしようと思います。しかし「実は」の表現には色々ありますので、後に回して説明します。
★ 時制について
★ 指を骨折する
★ 電動工具
★ 電動工具で
★「実は」について
★「実は」の代わりとなる表現
の順で紹介します。
★ 時制について
英訳例ではあえて過去形で書いてみましたが、これはバリエーションをお示ししようと思ったからです。まっさきに思い浮かんだのは I have broken my finger while using an electric tool before. のように、現在完了の経験の用法です。
★ 指を骨折する
break one's finger(手の指の場合)
break one's toe(足の指の場合)
これは間違えやすいので注意です。
★ 電動工具
electric tool
電動ドリルなら electric drill
★ 電動工具で
この表現は、with an electric tool としても良いですが、英訳例では「電動工具を使っているときに」としてみました。接続詞の while + 現在分詞の分詞構文です。
★「実は」について
◆ actually
・「実は」
この表現を英語にするときには、シチュエーションや事の重さにもよって様々な言い方があります。
例に挙げた actually はとてもよく会話で使われる表現です。会話のつなぎとして堅苦しくなく、気軽に使えます。
しかしこの単語には、似ているけど違う意味もあるので、念のため知っていおいたほうがいいかもしれません。代表例を挙げておきます。
・「実際に、現実に」
Did you actually said that to her? 「彼女に実際にそう言ったのかい?」
・「実際には、本当のところは」
この意味のときには、話し相手の発言を否定するときになどに使われます。
A: You went to see her last night, didn't you?「夕べ彼女に会いに行ったんだよね?」
B: Well, actually, I decided not to. 「実際のところ、行かないことに決めたんだ。」
他にもありますが、actually については上記の3つを知っていると役に立つと思います。
◆ in fact
・「実際に」
英訳例にはあげませんでしたが、この表現は前言の内容をより確かな事実であることを伝えるための補足に使われたりします。少し堅い表現ですが、会話でも使われます。
I respect Barack Obama. In fact, I really thought about visiting him at the White House.
「僕はバラク・オバマを尊敬している。実際、彼に会いにホワイトハウスに行こうかと本当に考えた」
・「ところが実際は」
この意味のときには、相手が言った内容について、その逆を言うときなどです。言いにくいというニュアンスが含まれることがあります。
A: You got some eggs, right? 「タマゴ買ったよね?」
B: Well, in fact, I forgot. 「実は、忘れたんだよね」
◆ as a matter of fact
・「実を言うと、実際」
この表現は強調するときに会話でも使われます。
A: Gackt is coming to Osaka! 「Gackt が大阪に来るよ!」
B: Yeah. I know. As a matter of fact, he's one of my friends.「ああ、知ってるよ。実はさ、彼とは友達なんだよね」
・「それどころか」
A: Tom was late to school again, was't he?「トムがまた学校に遅刻したんだって?」
B: Yes, he was. And, as a matter of fact, he didn't even bring a pen. 「そうなんだよ。それどころか、ペンももって来なかったよ」
◆ to tell the truth
「実を言うと、正直に言って」
この表現はとても深刻な感じがします。重要なことなどを伝えることを言うときの表現で、普段から気軽に言える表現とはまた違います。
★「実は」の代わりとなる表現
ここでは「実は」と言う代わりに言える表現を紹介しようと思います。
◆ hesitate 「ためらう」
I hesitate to say this but... 「言いにくいのですが…」
あまり好ましくない事を言うときに使えます。
その他類似の表現に
I don't want to tell you this but... 「君にこんなこと伝えたくないんだけど、でも…」
◆ be ashamed to say ... 「恥ずかしくて言いにくいんですが…」
I'm ashamed to say that I've never dated a girl.
「恥ずかしくて言えないんですが、一度も女の子とデートしたことないんです」
この表現では日本語に訳すと言わないように聞こえますが、そのまま恥ずかしくて言えない内容を言ってしまいます。
他にも例はありますが、あまり多くても勉強にならないと思いましたので、ここまでにしようと思います。お役に立ちましたでしょうか。
Actually, many years ago I fractured/broke my finger using a power tool.
意味的に一番近いのがこちらです。
英訳 Actually, many years ago I fractured/broke my finger using a power tool.
actually で「実は、本当は」と言う意味です。
fracturedやbroke my fingerで「指を骨折する」です。
いかがでしょうか。
ご参考になりましたら幸いです。