■英訳例の意味
(1) I lost over myself.
(自分に負けた)
(2) I was lazy. I should have worked harder.
(私は怠けていた。もっとがんばるべきだった)
(3) I indulged myself.
(自分を甘やかせた)
英語ではスポーツなどで、よく "I won over myself.(自分に勝った)"と言いますが、(1)の「自分に負けた」という表現は日本文化圏ほど頻繁には言われていないように思います。むしろ、(2)のように少し具体的に言う場合が多いかもしれません。
「甘える」という表現は、英語にはなかなかピタリと当てはまる表現はないのですが、(3)は英語でもよく言う表現です。
「甘え」の文化的違いは非常に面白く、精神科医土居健郎が指摘した通り、一般的に英語文化圏の人間は自立を重んじるので、日本文化に見られる「甘える」行動規範はそれほど見られません。この文化的な「甘え」の概念の違いは、himariさんが英語で日本のことを紹介するときにも大きな手がかりになると思いますので、ぜひ、土居健郎の本を図書館でお探しください。
1番目は「自分に完敗しました」と、もうどうにもならない時に使います。 今、その場で誘惑に負けたのであれば現在形 (I'm~その後は同じ)でも構いません。
2番目は「(~するのに対して)情熱が去った」という意味で「部活への意欲がなくなった」というような意味合いです。 例えばバスケットボール部だとすると、My passion to practice basketball has gone. となり「バスケの練習する気が失せた」というような感じです。 ちなみに英訳例に(to verb)と書いてあるのは「to 動詞」という意味です。
3番目はダイエットなど自分に課している何かに対して、または自分の事を棚に上げて何かをする時、「自分自身に対して私は甘いのよ」っていう意味合いです。 She is very spoiled.という意味は「彼女はとても甘やかされて育った」(「今も(親は)娘に甘い」ので現在形)という表現があります。 それを自分に当てはめてみて、それを親のせいにするのではなく、for myself(自分のために)甘くする、というような感じです。
状況によって表現が異なりますので、ぜひ使い分けれるように慣れてくださいね。
お役に立てば幸いです☆