I'm afraid he doesn't understand what he is doing.
マイナスな内容を伝えなくてはいけない時、英語では「マイナスの信号」を予告という形で行います。
I'm afraid~は「残念ながら」と事前に相手に心の準備をさせる役割があります。
I'm afraid he doesn't understand what he is doing.
「彼は自分が何をしているのかわかっていない」と断定すると攻撃的になりすぎるので、助動詞や「私は思う」などの表現をクッションにします。
「(言いづらいこと・残念なことを)思う」と言いたいときに使えるのは"I'm afraid~"という言い方です。
I'm afraid it's going rain.「どうも、雨が降りそうだ。」
I'm afraid you will probably develop cancer.「あなたは癌になってしまうかもしれません。」
ビジネスで「お断り」する際にも使えます。
I'm afraid I wouldn't be able to do this.「恐縮ですが、私には難しいです。」
「~を怖がる」の意味で学校では習ったと思いますが、こちらの用法が会話では多いですね。
"understand"は「(論理的に)わかる」という意味なのでこの場合うってつけでしょう。「彼のやっていること」はwhatを使って表せます。
今回のI'm afraidは知っておけば、リスニングの先読みができます。ネイティヴの理解と同様に英語が聞こえる時はやはり、資格試験でも日常会話でも嬉しい瞬間です。
But I think he probably doesn't even realise what he's doing himself.
He easily gets emotional and starts finding fault with everyone around him.
Mさん、こんにちは。
そういう人は大変ですよね。
「理解できていない」は "he doesn't understand" でも英訳できますが、この文脈では "he doesn't realise" (意識していないというニュアンスがあります)の方が自然に聞こえると思います。'even' は 「さえ」という意味で強調する働きの言葉です。
多分=probably
彼自身=he (...) himself
当たり散らす=find fault with (others)
彼がすぐに感情的になる= he easily gets emotional; he's quick to get emotional
周り(の人)= everyone around (him) / people around (him)
ご参考になれば幸いです。