このご質問は面白いですね~! すいません、決して馬鹿にしているわけではありません。ただ、“英訳”ということだけに、これがもし米国で言いたい場合はまさに私がまだ米国にいた時に笑われていた日本人を見た光景を思い出します。というのも、米国では殆どの店で出しているコーヒーが全ていわゆる“アメリカン・コーヒー”だからです。それはこの表現そのものがアメリカ人にとっては“アメリカで飲むコーヒー”、“アメリカのコーヒー”、という意味にしかならないことが多いからなんですね。
もちろん、あらゆる国の豆から抽出したコーヒーを出しているお店であれば“アメリカン・コーヒー”と言ってもおかしくないように思えるかもしれませんが、その場合でも、もしそこが米国の国内であれば上記二個目の例のように“regular coffee”(ただの普通のコーヒー)を下さい、と言います。
さて、これが米国ではない国でやはり英語を使ってコミュニケーションする時であればまだ普通に上記で最初に挙げた例文のような言い方もおかしくない場合もあるかもしれません。ただその時でも“regular coffee” と言うことに越したことは無いと思いますよ。
ちなみに米国ではコーヒーを注文する際は殆どの場合がブラックで出されますのでミルクや砂糖などはあらかじめ入っていないことが多いので、もしブラックのままが良ければ心配する必要はありません。これは現地の人がミルクや砂糖を入れる好みが皆違うからです。ただし、一般的にも砂糖を入れる量というのは日本では考えられない量を入れる人がすごく多く、傍らで見ていると開いた口が塞がらないほど驚くことがあります。(そういった時は相手に悟られないよう見ていて下さいね、“何だよ~!”と怒鳴られちゃいますから!!)
従って注文するときによく“Would you like to leave the space for sugar and milk?”と店員に聞かれることがあります。 これは“砂糖とミルクを入れられるよう上を少し余らせておきましょうか?”と丁寧に聞いてくれます。(米国ではどんな飲み物でも必ずコップの淵まで入れてくれるため → これも私自身が最初日本に来た時に驚いた一つのカルチャーショックでした!!) というか、どんだけ入れるんだよ~!!と思いません???!!
もちろん、ブラックで飲む場合はこの質問に対して“no, that’s alright” (いいえ、大丈夫です。)とか、“no, I don’t use sugar and milk” (いいえ、砂糖もミルクも入れないので)と言えばいいと思います。
海外では「cafe Americano」と注文すると、日本でアメリカンコーヒーと呼ばれている薄めたコーヒーが出てきます。
コーヒーを頼むと、普通は砂糖もミルクも別で出てくるので「ブラック派」でも問題ないと思いますが、あらためて不要といいたいなら、「No sugar nor milk」「I don't need sugar and milk」などといえばよいでしょう。