「確実なこと」を意味するものと、よくテレビで「鉄板ネタ」という言葉を聞きますので、その2つを(1)(2)の英語にしてみました。さらに(3)では「鉄板ネタ」の意味を「定番のジョーク」と捉えて英語にしています。
(1)はどちらもほぼ同じ意味で「確実に起こること」や「確実に成功すること」の意味です。
bet のほうは「賭け」の意味もあります。
使い方の例としては次のようなものがあります。
A. It’s a sure thing [bet] !
「間違いない!」「鉄板だ!」
特に bet をギャンブルなどで使うと「大本命」を表します。
B. Your success is a sure thing [bet] !
直訳:あなたの成功は間違いないものだ。
意訳:君は必ず成功するよ!
(1)を使って次のように言うこともできます。
It’s a sure thing [bet] that your joke will make people laugh!
直訳:君のジョークが人々を笑わせるのは間違いない。
意訳:君のジョークは間違いなく笑わせられるよ!
文構造
真主語(本当の主語)は that your joke will make people laugh「君のジョークが人々を笑わせるだろう」で、それが is a sure thing 「間違いない」という意味ですが、主語が長すぎるので「仮主語」の It を文頭において、詳細を後に述べる形です。
(2)a no-fail joke
直訳:「失敗することがないジョーク」
意訳:「必ずウケるジョーク」→「鉄板ネタ」
これが「鉄板ネタ」に一番近い言い方ではないかと考えました。
no-fail は2単語を結びつけてできた連結語ですが、no は「ない」fail は「失敗」を表し、合わせて「失敗することがない」を意味します。
少し言い方を変えて
This joke never fails. 「このジョークは決して失敗しない」
も言えます。
さらに、よく似た言い方で次のようなものもあります。
a fail-proof joke
直訳:「失敗避けジョーク」
意訳:「失敗しないジョーク」→「鉄板ネタ」
fail-proof は日本語にするなら「防失敗の」といった感じです。
次のような表現と同じです。
water-proof 「防水の」
bullet-proof 「防弾の」
(3)a joke that gets people every time
直訳:「人々を毎回笑わせるジョーク」
意訳:「定番ジョーク」→「鉄板ネタ」
この場合の get は「人々を得る」から転じて「人々の心をつかむ」となり、つかむ側の主体が「ジョーク」なのでさらに転じて「笑わせる」という意味になります。
また、「あのジョークがよく分からない」などと言う際には
I don’t get that joke. I don't get it.
などのように、get を「理解する」という意味で使うこともあります。
以上、大変長くなってしまいましたが、ご参考にしていただければ幸いです。