(2)There's no telling what the country might do next.
★ 訳
以下は直訳ですがどちらも「あの国は何をしでかす分からない」を表しています。
(1)「その国が次に何をするのか、あなたは決して知らない」
(2)「その国が次に何をするかもしれないのかを言うことはできない」
★ 解説
(1)
・you never know「分からないですよ」「分からないぞ」
カジュアルでもフォーマルでも使うことができます。
直訳は「あなたは決して知らない、分からない」ですが、you never know の3語だけで言ったり、英訳例のようにその内容を言うこともあります。
・what the country will do next「その国が次に何をするか」
「先行詞を含む関係代名詞」と言われる what を使い、whta the country will do next で、「その国が次にするであろうこと」という意味になります。
what I know「私が知っていること」what you did「あなたがしたこと」のように、what は「こと」と考えればOKです。
(2)
・There's no 〜 ing「〜することはできない」
かたい表現です。直訳は「〜することはない(存在しない)」という意味で、〜ing は動名詞です。
There's no knowing 「知る方法はない」「決して分からない」
There's no going back.「後戻りはできない」
このように、telling 以外にも使います。
英訳例では no telling what the country might do next として、「その国が次に何をするのかもしれないのかを『言うこと』はできない」としています。つまり「分からない」という意味ですね。
・might「かもしれない」
(1)では will を使いましたが、ここでは「かもしれない」を表す may の過去形 might を使っています。このように、言う人の考えや感情によって「〜だろう」や「〜かもしれない」という意味合いを出すことができます。
今回のふたつの例 will と might の場合だと、前者は「何かするだろう」と思っていて、後者は「何かするかもしれない」と思っています。
ご参考になりましたでしょうか。
There is no knowing what the country will do.
There is no knowing~=「~を知ることはできない(知るよしもない)」
There is no knowing what the country will do.
=「あの国が何をするかは知ることができない」(あの国は何をしでかすかわからない)
Knowingをtellingに置き換えても同じ意味で使えます
There is no telling~=「~については言うことができない」=(わからない)
There is no telling what the country will do.
ご参考までに