How many students did you teach (before me) today?
日本語にはある表現が英語には存在しない、というものがときどきあります。
この「何番(人)目」かを尋ねる聞き方もその一つで、「何番(人)目ですか?」と直訳的に尋ねる表現は英語には存在しません。
そのため、既出の文と同じで恐縮ですが、
How many students did you teach (before me) today?
「今日は(私の前に)何人の生徒さんを教えたのですか?」
のように別の観点から質問を投げかけることで、求めたい答えを得られるように工夫するしかありません。
ただ、面白いことに、口語では次のようなごく一部の表現に限り、「何人目?」を直訳的に尋ねる言い方が受け入れられていることが分かっています。
What number child/kid are you in your family?
「あなたは家族で何番目の子どもですか?」
What number~で「何番目の~」を無理やり表そうとしているわけです。
これを活用して、たとえば
What number president is Donald Trump?
「ドナルド・トランプは何代目の大統領ですか?」
と言ってみた場合、これは不自然な言い方ではあるのですが、上記と同じ理屈なので、これを許容することができるというネイティブもいることが最近の研究で分かっています。
言葉の進化を感じさせられて面白いです。
ただし、だからと言って、
What number student am I today?
「私は今日何番目の生徒ですか?」
と無理に英作しても、理屈は同じでもまだまだ一般に自然とはみなされないと思いますので、今はまだ避けた方がよさそうです。
最近の言語変化(柔軟性)の面白さと、将来的には受け入れられるようになるかもしれない可能性を考えてご紹介させていただきました。
今後の英語の変化に注目です。
余談でした。
ご参考になれば幸いです。
「僕で今日は何人目の生徒ですか」= How many students did you teach before me today? / How many lessons have you taught already today? / How many lessons did you teach before mine today?
ボキャブラリー
how many = いくつ?
students = 生徒
teach = 教える
before = ~の前
today = 今日
lesson = レッスン
already = もうすでに