「かまちょ」というのは英語の若者言葉としてattention seekerやlook-at-me (guy/girl)も言えます。
どちらも「目立ちたがり屋」というニュアンスとなります。
このよな表現ができます:
He is an attention seeker.
She is a look-at-me girl.
(1)"Hey. You know what?" "Nothing. I just wanted to talk with you."
(2)anyone up for a chat?
(3)Attention seeker
おはようございます。今回の回答はかなりクリエイティヴにしてみました。解説がちょっと長いですが、ご納得いただけるものと思います。「かまって」を英訳するにあたって
(1)直ぐ側にいる恋人同士や夫婦の場合 (2)SNSの場合
これら2つに分けて考えてみました。また(3)では名詞としての「かまってちゃんです」
ぜひ読んでみてくださいね!
(1)側にいる友達、恋人、夫婦の場合
例文訳「ねぇ、あのさ」「ホントはなんでもないの。ただあなたと話したかっただけ」
「かまってちょうだい」は非常に英語にしにくく、説明的な言い方以外ではそれそのもにズバリと当てはまる英語がないですね。
こういうときは
「かまってちょうだいが何を表しているのか」
「その言葉のファンクションは何か」
「それを言うことによってどうしたいのか」
を考える必要があります。日本語を英語に訳すときには、曖昧な表現がかなり具体化されることがしばしばあります。上の例のように発想を変えてみましょう。
「かまって」ということによって相手と話すキッカケを得る。自分のことを気にかけてほしい
→退屈だしなんだか寂しいから話したい、いま一緒に遊んでほしい
この考えをほぼ直訳にすると、I want your attention.「あなたの注意、注目がほしい」ですが、とても説明的です。これを相手に面と向かっていうことは、少し特殊な状況を除いてあまりないと思います。
そこでニュアンスを考えてみると「特に自分から何がしたいというわけでもないけど、あなたと話したい。甘えたい」ということかと思います。これがしたいから「かまってほしい」わけですよね。
さて!ここからです。上記をそのまま英語に訳すとどうしても説明的になるので、目的を達成するための戦略を考えるわけです。相手の気を引きつつも、何を求めているのかもサラッと含める感じにしてみます。それが英訳例の(1)なわけです。キッカケ作りをしたわけです。
ここで使われている表現と文脈の説明を以下にします。
① You know what? これは「何か分かる?」で「あのさ」「あのね」の意味で使われる表現です。Guess what. なども同じように使われます。多くの場合は、この表現の後にそのまま話題に入りますが、今回は相手の反応を待ちます。
② 解答例では大きく2つ発言に分けていますが、それらの発言の間に相手からの返答を想定しています。You know what? に対しては What? と聞き返すのが一般的です。なので、それが間に入っていると考えてください。
③ Nothing は「何でもない」これは日本語も英語も同じですね。そして続けて、I just wanted to talk with you. で「ただあなたと話したかっただ」と言っていますが、このように伝えることによって相手に「あ、かまってほしんだな」と思わせるわけです。
ここまでを言うことにより、そのまま相手と自然に話しを続けていくことができると思います。
(2)SNSなどで、多数の人に向けてメッセージを発信する場合
例文訳「誰か話す気分?」
いろんなSNSがあると思いますが、そこで「かまって」という時にはほぼ間違いなく「誰か話そう」ということですよね。なのでそれを表す表現を使いました。
英訳例の anyone up for a chat? は正確な文で書くと(2') Is anyone up for a chat? です。
be + up + for + 名詞/動名詞 で「〜の気分」という意味です。それが疑問文になったものが(2’)で、さらにそこからbe動詞を抜いたものが英訳例です。
この表現の仕方以外にも、いろんな言い方がいろんな視点でいえると思います。以下には簡単な物を例を2つ挙げておきますので、ご参考になさってください。
Who wants to talk with me? 「誰が私と話したい?」
Hey, everyone. What's up? 「やぁみんな。どうしてるんだい?」
(3)直訳は「注意を求める人」
つまり「かまってちゃん」ですね。他の回答者さんがすでに答えられていますが、これ以外にはないかもしれません。あったとしても、これを知っていれば十分です。
以上、大変長くなってしまいましたが、ご参考にしていただければと思います。