「蓼食う虫も好き好き」
は
There's no accounting for taste
といいます。
ほかに意味が近いことわざとして
Several men, several minds
「幾人かいれば、幾つかの考え方がある」=人それぞれ
Tastes differ
「好みは違う」
などもあります。
ちなみに、「蓼食う虫も好き好き」の蓼は
Japanese knotweed
といいます。蕎麦科( buckwheat family)の植物のようです。
お役に立てば幸いです。
★ 訳
「好みは人それぞれ」
★ 解説
「蓼食う虫も好き好き」に値する表現として一般的に言われているのはこれです。
・There's no + 動名詞「〜できない」
account は「〜を説明する」という動詞で、それを動名詞にしたものを使います。There's no accounting 〜. とすることで、「〜は説明できない」という意味です。
There's no telling what he might do next.「彼が次に何をしでかすかは分からない(言うことはできない)」
など、たまに使われる表現です。
・taste「好み、嗜好」
ご参考になれば幸いです。
"There's no accounting for taste"はことわざです。こちらの"taste"の意味は「好み」で、"accounting for"の意味は「説明する」。つまり、このことわざの意味は、各自の人は自分の好みがあって、なぜこの人、物、などが好きか、説明がありません。普段、このことわざの意味合いがネガティブです。(意味合いは「なぜこのことが好きか、全然わかりません。」)
2番目のことわざはあまりネガティブではない言い方です。意味は「各人は自分の好みがあります。」"Different strokes"は比喩です。"Different folks"の意味は「人々」です。なぜこのことわざは"strokes"が使われる理由は、"strokes"と"folks"は韻が合うからです。
これは英語にもフレーズがあります。一つの言い方は tastes differ です。この tastes は「味」ではなく、「趣味」のことです。もう一つの長めな言い方は to each their own です。これは直訳すると「各自に自分の好きな物」と言います。昔は to each his own でしたが、男女平等の時代になって to each their own に変わりました。
ご参考になれば幸いです。