Piyokoさんがお使いになられている辞書が正確にどのような物か分かりませんが、辞書はあくまでも辞書。決してネイティブによる自然な言い方や表現、またニュアンスなどについて確実なものではありません。
これは日本語も同じですよね~!辞書というのものは、あくまでも正しい言語の使い方を説明しているものであり、同時にやはり「どこかの方」=「一人の人間」が書いているものですので絶対的な説明などありません。
どこの国の言語でも、その言語を毎日使っている人々が独断と偏見で勝手な使い方を始め、広げ、流行らせて定番、常識を作っていきます。故に、「言葉は生きている」な~んて表現聞いたことありません? そう、日々変わっていくものなんですね~!!
今回の内容については、Piyokoさんが考えられた英語表現はどれも「全く」問題無いはずと思います。実際使われてみると、相手もまたネイティブであれば一度や二度、使ったり聞いたりしたことのある表現であることに間違いはありません。
その証拠:英語では普段の日常会話でそのままの意味となる単語を使ってストレートな表現で会話することはほとんどありません。全て間接的、たくさんの熟語や造語などを使って意訳となる形の表現で人と会話します。
その熟語、造語の様々な種類の中、とても多いパターンが二つの単語から成る言い方、そしてその中でもまた多くある形が最初の単語を動詞、続く二個目の単語を ”up" にした表現は数えきれないほどありますよね。
そしてこのパターンの熟語、造語には全て共通の意味があり、”up" という部分は「徹底して行う」、「全部を対象とする」というニュアンスが含まれます。
例:"lock" = 閉める、 ”lock up" : 全部閉める、戸締りする、
従って、ただの ”use" だけだと「使う」になりますが、”use up" と言えば「全部使う」、「使い切る」という意味になるんです。
ちなみに、「ノートを使い切るのは難しい」と言いたければ、”It's difficult to use up the whole notebook" 、とか、”It's not easy to use up all the pages in a notebook." と言えば確実に伝わります。
この通り、どれも文脈次第、言い方次第にはなるもの、その述語(または動詞)という部分では、”use up" でも ”finish" でも、または ”use a notebook to the end" でも全く問題無く通じるはずですね。
日本では「辞書」というものに絶対的な信頼を置かれているのが一般かもしれませんが、言語はどこの国のものでもまるで法律書のように決まった一つの定義で表すことなんてできません。そのため、もし完全マスターしたいと強く願うのであれば教室内、教科書、また授業だけではなく、やはり実際に使って使われて様々なニュアンスや新しい表現を研究、理解、そして覚えていくのがベストだと思いま~す!!
参考になればと思います♪
英語、引き続きがんばってくださいね~!!!
It takes a very long time to write on all the pages of a notebook.
Piyokoさんへ
ずいぶん以前のご質問への回答となり恐縮ですが
少しでも参考として頂けますと幸いです。
まず色々とご自身でお調べになったようですね。
そうする過程で、英語で考える習慣も付きますので
素晴らしいと思います。
さて、「使い切る」ですが、私達日本人が英会話を
学習するというのは、英単語(または表現)が出てこない、という
ストレスとの戦いで、それは、悲しいかなどれだけ学習しても
大なり小なり発生します。
そこで、ちょっと発想を変えて表現してみました。
write on all the pages 「全てのページに書く」と言う事で
ノートを一冊使い切った状況が、なんとか伝えられます。
(先の回答者様のアドバイスと少しかぶりますが)
*例えば各ページにほんの少しだけ書いたとしても
write on all the pages となりますから、あくまでも
「なんとか」伝えられるレベルでしょう。
また今回の「難しい」は、difficult と言うよりも、とにかく
時間が掛かる、ということではないかと考え(ノートに物を
書いていくのは、物理的には全く難しい事ではありませんので)
takes a very long time「非常に長い時間が掛かる」
と致しました。
・・・少しでも参考として頂けますと幸いです。
Piyokoさんの英語学習の成功を、願っております。
LLD外語学院 学院長 前川 未知雄