「as far as」は通常、特定のフレーズに限定されて使用されるものです。具体的な例としては、「as far as I can see / as far as I can tell / as far as I'm concerned」などがあり、これらは主に[主観的な視点](https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/73741/)を表現する際に用いられます。
そして、「as far as」は意味内容が日本語表現の「する限り」から逸脱します。「する限り」に近い英語表現は「as long as ...」になります。たとえば以下の例をご覧くださいます。
- 「ここにいる限り、[幸せ](https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/36315/)になる」は英語で "As long as you stay here, you will be happy." と表されます。
- 「それを食べない限り、お腹を壊さない」は英語では "As long as you don't eat that, you won't get sick." と表現します。
もし疑問がある場合は、「as long as you do X」の形を使用すると間違いがないでしょう。さらにもう一つ例をあげると、「このルールを守る限り、トラブルは避けられる」は英語で "As long as you follow the rules, you can avoid trouble." と表現できます。
「As long as ~」と「As far as ~」は、両方とも「〜する限り」の意味で使われますが、使え方が分かれています。
「As long as ~」は、条件を指します。「期間限定」のニャンスもあります。
⇒「XXをし続けば(XXの状態が続いている間)、YYの状態・結果が続く」
=XXを続かなければ、YYの状態・結果が続かない
例: As long as you follow my advice, your English will improve.
私のアドヴァイスを[参考](https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/33269/)にしている限り、あなたの英語力が[上達します](https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/61558/)。
As long as my mother-in-law is living with us, the house will stay clean.
姑が一緒に暮らしている限り、家はきれいに片づけた状態が続きます。
「As far as ~」は条件ではなく、範囲を指します。
例:As far as I know, he graduated from university.
私の知っている限り、彼は大学を卒業しました。
As far as I can see, you haven't injured yourself.
私が見える限り、あなたは怪我がないです。
〜する限り as much as possible...
日本語と同様に「〜の限界ギリギリまで」、「限界まで〜する」、「限界」を表したい時に使います。
〜する限りでは as far as can be deducted from...
「〜の範囲のことに限れば」のような意味合いがあります。
as far asとas long asの違いと言えますと、as far asは「〜まで」という意味になります。as long asの方は「〜もの長い間」の意味合いです。
例文:
① as much as possible
I avoided him as much as possible.
(彼のことをできる限り避けました。)
② as far as
As far as I know, I do not need to sign these documents.
(私が知っている限り、この書類をサインしなくても良いです。)
③ as long as
As long as we support her, she will continue to do great things.
(私たちが彼女を応援する限り、彼女は素晴らしいことを続けるだろう。)
「する限り」は英語で as long as の方になります。例えば、「ちゃんとする限り、問題はないはず」は As long as you do it properly, there shouldn't be any problem です。
As far as は「○○について」という意味です。例えば「彼について何も気にしていない」は As far as he goes, I'm not worried at all になります。
ご参考になれば幸いです。