the scales fall from one's eyes という表現は、日本語そのままですが、実は、英語のこの表現が最初にあり、日本語に訳されたものです。もともとは、新約聖書のサウルというクリスチャンの迫害者が、ダマスカスへ行く途中で、イエス・キリストの幻と出会い、目が見えなくなります。その後、イエスの教え通りに行って訪ねた人の家で、「目から鱗のようなものが落ちて、再び見えるようになった。」という記述からとられています。彼はその後、キリスト教に改宗し、パウロと名を改め、キリスト教を世界宗教にまで拡大する役割を担うことになります。余談ですが、もともとが英語の表現ということです。
『目からウロコが落ちる思い』は、英語ではeye-opener(そのままずばり「目をみはらせる、驚くべきこと」・「びっくりするような発見」)を使って言います。
The book was literally an eye-opener to me.
(その本のおかげで、文字通り目からウロコが落ちた)
などといいます。
それでは質問しますね!
What was an eye-opener to you?
(あなたにとってウロコが落ちるような出来事ってなんでしたか?)