As I get better at my job, they've started to give me more work to do.
こんばんは。
英訳例の直訳は「私がもっと仕事が得意になるにつれて、彼らはすべき仕事をもっと私に与え始めた」です。
以下に大まかな文構造と、各表現をご紹介します。
★ 文構造
この文では学習者を悩ます as を使っています。基本的には as は同時性を示します。今回の文の中でもそうですが、文中の別の要素に着目して意味を捉えます。
この文の構造は「As + 比較級が含まれる節, 比較級が含まれる文」となっています。このように比較級が双方に含まれると、多くの場合は「〜すればするほど、…だ」という大まかな意味構造になります。
★ 文中の重要ポイント
◆ get better at 〜
この表現の元となるものは be good at 〜 で、「〜が得意である」という意味です。この表現で動詞を get に替えると「〜が得意になる」という意味になり、good を better に変換すると「〜がより得意になる」という意味に変化します。
これを踏まえて英訳例の前半部を日本語に訳すと「私が自分の仕事をより上手にできるようになるにつれて」という意味になります。
◆ they've started to 〜「彼らは〜するようになった」
ここで使う they は、職場の人のことを表します。基本的に自分でもあなたでもない人なので、he、she、they を使いますが、they は単数の人に対しても使うことができます。性別などの区別をしたくない、またはできないときに用いることもできます。また文中の場合の they は、単に「会社が」という意味で、個別の人を刺さずに会社という組織をさすことが可能です。
またここで現在完了を使っているのは、「彼らが〜し始めた」が、今でもしているので現在完了を使っています。日本語に釣られて英語でも過去形を使うと、それは現在とは切り離された過去ということになり、場合によって「今は違う」というニュアンスを含んでしまうこともあるからです。
以上ですが、お役に立ちましたでしょうか。
Now that I've gotten used to my job, my workload has increased.
Now that I've gotten used to my job, the number of things I'm being asked to do has increased.
Now that I've gotten used to my job, my responsibilities have increased.
「仕事ができるようになる」は「仕事に慣れる」と解釈できるので、get used to ~「〜に慣れる」というイディオムを完了形にして、have gotten used to ~ で表現できます。get used to ~ は、新しい仕事や環境に慣れる時によく使うので、この場合にも自然な言い回しです。
「〜になると」の状況を考えてみましょう。「〜になった時」という意味で、when や as を使うこともできますが、ネイティブらしい表現 now that をご紹介します。直訳すると「〜である今」になりますが、これを添えるだけで「今や〜なので」というニュアンスで、その状況がどんなか伝わります。
英訳1:workload は「仕事量」、increase は「増える」という意味です。
英訳2:「仕事量」は、the number of things I'm being asked to do「任される仕事の量」と言うのも自然な表現です。
英訳3:「任される仕事」を「責任」と言い換えることもできるので、responsibilities を使ってもOKです。