見積方法の基礎
【アメリカ英語です】
基本的にビジネスシーンでは「~できません」という英語表現は避け、「~できます」という英語表現をするように心がけるのがお薦めです。
また、予備調査の対応英語は "preliminary investigation" としていますが、"a preliminary examination" や "a preliminary analysis" としても構いません。更に、もし実際にどんな調査をするかが事前に分かっているのであれば、具体的に "to measure the size of the room" のように伝え、聞いている人が「実際に何をするか」を想像しやすくなる単語使いをしてあげると丁寧です。
日本語では難しそうな言葉を使うのが格好良いと思われることもありますが、英語では基本的に聞いている人・読んでいる人に伝わりやすいような表現をするのがポイントです。
また、2文目では「工事をする前に」というところを省いていますが、それは当然、見積書もなく着工はしない、というビジネスシーンにおいて一般的だと言える共通理解があるからです。ビジネスパーソン相手に話す文章なら、こういう「当たり前」の箇所を省いても構いません。クライアントさん相手の場合は、クライアントさんが工事の手順に関する知識をどのくらい持っているのか分からないので、1文目のように「工事をする前に」という箇所をも含んだ表現をしてあげると良いかと思います。
回答したアンカーのサイト
Lang Leaves Education
We cannot provide an estimate without conducting a thorough preliminary survey.
☆ 解説
provide: 「提供する」という意味ですが、ここでは「提示する」というニュアンスで使われています。
an estimate: 見積もりや概算のことです。ここでは「見積金額」を指します。
without: 「〜なしで」という意味で、条件が満たされないことを示します。
conducting: 調査や研究などを主体的に行うという意味です。
a thorough preliminary survey: 「入念な予備調査」という意味です。thorough は「徹底的な、完全な」、preliminary は「予備の、前段階の」、survey は「調査、実査」を意味します。