I think it's hard to have to wear a suit everyday.
★ 直訳
「私はスーツを毎日着なければならないことが大変だと思います」
★ 文構造
冒頭の I think の後に続く文が丸々 think の目的語となり、思っていることを表しています。
多くの方が?と思いそうな部分は最後に説明します。
また、その続く文についてですが、
It's hard to wear a suit every day. とすると、若干の違和感があります。着ることそのものが大変というよりは、その義務によって縛られてスーツを着ることに大変さを感じていると捉えるからです。
そこで英訳例では「毎日スーツを着なければいけないということが大変だ」という、ネイティブにとってより自然な言い方にしています。
そして文の構造は次のようになっています。
[it](仮主語)is hard [to have to wear a suit every day](真主語)
2つ目の[ ]内「スーツをきなければいけいということ」が本当の主語
これは仮主語構文と呼ばれるものですが、it には文頭をすっきりさせて文意をつかみやすくする働きはあるものの、特に意味を持っていません。あくまでも本当の主語 to have to wear a suit every day の代わりとして文頭においています。この文を変形させると
[to have to wear a suit every day] is hard.
「[スーツを毎日着なければいけないということは] 大変 だ」
となります。
★ have to「しなければならない」を不定詞にしている
過去に指導してきた生徒には「have to は must と同じ」と思っている生徒が多く、不定詞、動名詞、分詞に変化させても良いということに気づかない人が多くいました。
助動詞 must のように使われる have to ですが、そもそも have は本動詞なので、have 自体が通常の動詞の変化をするのは自然なことです。
つまり「しなければならない」の have to は不定詞にも動名詞にも分詞にもできるので、
to have to や having to という形にできます。
ついでに以下の例を見てみましょう。
・不定詞
You are going to have to talk to your teacher.
「あなたは先生に話さなくてはいけなくなるでしょう」
(「〜するつもりだ」の be going to に出てくる to は不定詞です)
・動名詞
I don't like having to stay home on Sundays.
「私は日曜日に家にいなくてはならないのは嫌だ」
・分詞
Having to prepare for a presentation, she kept studying.
「プレゼンの準備をしないといけないので、彼女は勉強し続けた」
以上、ご参考になりましたでしょうか。
I think it must be hard to wear a suit to work everyday
I bet wearing a suit everyday must be a nuisance
I betの はもともと「賭ける、賭け」という言葉から来て、カジュアルな会話では「~に違いない」「きっと~そうだ」という意味になることが多いです。
I bet Peter likes Jenny ピーターがジェニーのことが好きに違いない
nuisanceはほかにbotherという言葉に置き換えられて、「面倒なこと」や「やっかいなもの」という意味です。