(1)
この表現はスラングですが、誰かの言動や行動に対して「まさにそれ!」や「大成功だね!」などと言いたいときに使うフレーズです。よく使われるのでぜひ覚えておいていただきたいと思います。
nail は「〜を釘でうちつける」という動詞で使ったり、名詞では「釘」という意味があります。英訳例では動詞で「核心をガン!と突く」というようなイメージで使っています。「まさにズバリとそこを突いたね!」というニュアンスで挙げてみました。またこの it はその核心のことを指しています。
一時期、海外のオーディショオン番組が日本でも流行りましたが、そのような番組で毎回のようにこの表現が使われていたことを覚えています。オーディションの参加者が素晴らしいパフォーマンスをしたときに審査員が You nailed it! とよく言っていました。
その他に hit the nail on the head 「あなたはその釘を(釘の)頭のとこで打ちつけた」という表現があります。これも同じことを言っています。
You hit the nail on the head! と言うと「君は核心をついたね!」などの意味になります。この表現も同様に、上記のような番組で何度も聞いたのを覚えています。
(2)
この表現だけでもいいですが、(1)と合わせて言ってもいいと思います。
come up with 〜 は「〜を思いつく」という意味です。that は誰かが言った内容を指すときによく言う言葉です。訳は「私はそれを思いつけなかった!」です。
以上ですが、お役に立ちましたでしょうか。
私も一番に"I didn't come up with that"! を思いつきましたが
類似の表現がすでに回答に出ておりますので、他の言い方をご紹介しますね。
例1の
That's exactly what I mean/meant! は
「それ、ちょうど私が言いたい/言いたかったことだよ!」というのが直訳です。
(mean 意味する(meantは、その過去形))
(what I mean/meant で「私が意味する/意味した事」)
例2
I didn't hit on it!
この直訳はそのまま「それ思いつかなかったよ!」
(hit on~で、「~を思いつく」その考えが、突然、頭に浮かぶというイメージ)
例3と比べ、こちらは人が主語になることに注目してください。
例3
That didn't occur to me!
これも例2より、少々フォーマルになりますが(occur という語がややフォーマルなため)
意味は例2とまったく同じで「それ、思いつかなかったよ」です。
ですが、
例2の場合は、人が主語になりますが、こちらの例3は反対になりますので、その点ご注意下さい。
以上参考になりましたら、幸いです。