I have two tickets that/which will expire at the end of this month.
There are two tickets that/which will not be redeemable after the end of this month.
These two tickets are valid until the end of this month.
【アメリカ英語です】
「チケットが2枚ある」という表現は、日本語に引っ張られるとThere areとなってしまいそうですが、ここでご紹介したように色んな英語表現で伝えることが出来ます。
助動詞 will は一人称が主語のときは自身の「意思」を表しますが、三人称を主語に使う場合は「話者の判断」(話者が考える推測・予測)を表します。逆に現在形だと断定的なニュアンスになりますから、I have two tickets that expiresだとチケットの有効期限の日付を確認した後に伝えている場合や「確実にそうだ」と言い切れるシーンのみとなります。
微妙なニュアンスの違いなので
I have two tickets that expire at the...
There are two tickets that are not redeemable...
でも大丈夫です。
Validの場合は、有効期間を示す意味であり、今この時点でも(月末までは)有効なため、現在形での表現のみがOKとなります。
最初の2つの文の関係代名詞はThatを使ってもWhichを使っても大丈夫です。
ただ、ThatはTheから派生したという説があるように「限定感」がうまれます。そのため、Thatを使って表す内容(1つめの文の場合 will expire at the end of this monthにあたる部分)の方がWhichを使って表される場合より、重要度が増す(相手に伝えたい情報としての)という考えを持つ言語学者もいます。(事実、限定用法としてWhichを使うのは誤りだとする分野もあります。)実際に英語を話す時はそこまで気にしていられないとは思いますが、Thatかな?Whichかな?と迷ったときの参考にしてみてください。
expire: (期間などが)満了する
be redeemable: 換金できる、商品に換えられる
be valid: 有効、効力がある
I have two tickets which/that expire (at the end of) this month.
I have two tickets which/that are valid until (the end of) this month.
"tickets which/that 〜" は「〜であるところのチケット」となり、後ろでどのようなチケットか説明しています。
"expire" は「有効期限が切れる、失効する」という意味です。
「今月末に」と詳しく言いたければ、"at the end of" を付けると良いでしょう。
「今月まで有効なチケットが2枚ある。」
2番目の文は、このような訳になります。
"valid until 〜" は「〜まで有効な、通用する」という意味の表現です。
こちらも、「今月末まで」と言う場合は "the end of" を付けます。