“面影”という言葉を英訳の辞書で見ると実に色んな単語や表現がでてくるかもしれませんが、どれも“通じることはあっても”ネイティブの“自然な表現”にはならないかもしれません。
“英語を話す”=“日本語ができない人と話す”ということになりますから、そこにはやはりその言語を話す人々の感性やよく使われる表現などが異なったり、同じようなことを言っても言い方が違ったりすることが多くあります。
従って例題の文を英語で言うならば;
① 最初の例文:「まだ“あの表情”を持っているじゃん!」→ 「昔と同じ“顔”が残っている~!」という言い方。この後に“from the old times”(昔からの)とか、“from your childhood (teenage)days”( “子供のころからの”、“若い頃の”)という表現を付けることはできますが、「今はもう劣っちゃってる」、「若くなくなっている」というニュアンスで受け取られてもおかしくなくなっちゃうので例文の通り“still have”(まだ持っている)と言えば十分、“昔からの”というニュアンスは伝わるはずです。
同時に、ここの“look”(表情)を“smile”(スマイル)や“dimple”(えくぼ)、“eyes”(目)などを入れれば、どこが変わっていないのかストレートで詳細に伝えることもOK!!
② 逆に二個目の例のように“haven’t changed”(変わっていない)と言ってあげる方がストレートで喜ばれる表現になるかもしれません。それにこの表現こそ、例題の意味でネイティブもよく使う定番ですね。“どこか少し変わった”、というところがあっても、まだ昔の面影があればこの表現で十分伝わります。
③ 三個目の例文もよく使う定番、“その顔覚えているよ~!”、“あ~懐かしい顔!!”という意味で久しぶりに会った人に対する喜びも含めて使えます。
いずれにせよ、“大人になっても”、“昔と比べて”というニュアンスは英語の場合は表現に含めずに言う方が自然、言わなくてもそういう意味を伝えられる様々な言い方があるということですね。
You've grown up with that old familiar look, haven't you?
old familiarは「懐かしい」といった意味で、
old familiar faces(懐かしい顔ぶれ)はよく使われます。
ここはold familiar lookという、歌で聞いたことがある表現をそのまま使いました。
この文は直訳すると、「懐かしい面影を持ったまま大人になった」ということで、
残っている「ね」は、英米人の好きな付加疑問文を付けました。
いくつか回答挙がっていますが、まだ出ていない面影の言い方を紹介します(*^_^*)
I can still see the girl I used to know in you.
は、「きみの中に僕がかつて知っていた女の子を見ることができるよ」が直訳ですが、
このような言い方で「面影」を表現することがあります。
本人に向かってカジュアルに言う感じの言い方ではなく、第3者のことを語る時によく使われる言い方ですが、
子どもの頃の外見と比較して分析的に述べたいような文脈では、本人に対して使うこともできなくはないと思います。
その人が男性なら、
I can still see the boy I used to know in you. と言えます。
普通にカジュアルに言うなら、
You haven't changed much.
「あまり変わってないねぇ」
で良いと思います(*^_^*)
以上です。
少しでも参考になれば幸いです(*^_^*)
★★大阪カフェレッスン英会話講師 KOGACHI