「徹底的に議論する」 という意味を持った “idiom”(慣用句、熟語)を幾つか紹介しますね。
最初の例は、“hammer out”、“hammer”はトンカチですから、これを強制的に動詞にもっていくことで、「叩き潰す」という直訳に。ビジネスなどの場ではさらにこれを比喩的な意味で使い、会議や打ち合わせなどでは「特定のテーマや話題に対する答えや解決策が見つかるまで徹底的に叩き潰す」、つまり「徹底して議論する」という間接的な表現として使えます。
例: The negotiations lasted all night and we were able to hammer out an agreement at last.
【意訳:その交渉は一晩中かかったけど「徹底した議論を通して」ついに合意に達することができた。】
二個目の例は、“nail down”、直訳すると“釘でうち付する”、つまりビジネス以外のカジュアルな場面でも“打ち負かす” という意味で使います。 従って、これが会議などを対象にすると次のように使えます:
We worked hard to nail down the topic in finding a solution.
【意訳:解決策を見つけるために我々はその議題を徹底して議論した。】
最後の例は少しラフでストレートな表現ですが、いかにも“アメリカ”らしい言い方ですね。
“talk our brains out”、つまり直訳すると、「我々の脳みそがクタクタになるまで話す」、完全に「徹底して議論する」という動詞句として使えます。この表現の場合は、“brain” (脳)という単語を“lung”(肺)という単語と入れ替えてもまた面白くそしてニュアンスは伝わる表現となるでしょう。
ちなみに、この言い方をする場合は、相手に“すごく大変だったんだ!”という苦労した気持ち、大変さを強調して中途半端じゃない“徹底さ”を言い表すときなどに使えますね~!!
同時に、徹底しない、回りくどい発言ばかりの非効率的な会議であれば、“beat around the bush”(ゴルフで草の中に入ってしまったボールを探すことを目的にその周りの草をたたき続けること。) というのもまたよく聞く面白い熟語ですね。
“Stop beating around the bush and get down to business!”
【意訳:くだらないこと/無難なトークはいい加減辞めて真剣に話し合おうよ!】
これは“cut the mustard”、直訳すると「あの辛い“西洋マスタード”を切らす」と表現しますが、西洋では20世紀に入ってからマスタードが爆発的な人気を持ち始めたことで、よくビジネス・トークでは“良い品質”、“効率を上げる”というニュアンスで使われるようになった表現です。
“Let’s cut the mustard and get down to real discussion”
【意訳:効率良くきちんと話し合って徹底した話し合いにしましょう。】
英語には実にたくさんの熟語や慣用句がありますね。
少しずつ使って慣れていければそのままの直接的な英語表現から脱出して自然なネイティブ会話力により近づくことができるようになると思います
がんばってください!!
Let's talk this out = これは徹底的に話し尽くそう
質問者さんの「徹底的に議論して、少なくとも妥協点を見つけよう」と言う言い回しですと
Let's talk this out (thoroughly) and at least find a compromise
Thorough = 徹底
Talk this outでも徹底的に、なニュアンスはありますが、更に強調したい時はこちらを付け足しましょう。
Agree to disagree = お互いの意見を尊重する
「あなたの意見は理解できますが、私は違う意見があります。それでもいいですよね。」と言ったよく使われる表現です。お互いの意見を無理矢理変えようとするのではなく、そう言う考え方もありますよね、了解!と言う感じです。
Let's agree to disagree on the situation of climate change. = 気候変動の実態については、お互いの意見を尊重し合って話はここまでにしよう。
この台詞は「もうこの話はこれ以上しても無駄だ」と判断した時によく使われる台詞です。個人的にはすごくかっこいいと思うフレーズなので是非覚えて下さい!