From my friend's death, I learned how important and fragile life is and that the life we live can sometimes be hollow.
★ 訳
「友人の死から、私は命がいかに大切で、儚く、そして人生がときに虚しくもなることを学んだ」
★ 解説
これを英語にするのには以下の理由により少し苦労しました。。。
life については後で詳述しますので、先に大まかなフレーズや文法の紹介をします。
■ from my friend's death「友人の死から」
■ I learned「学んだ、知った」
■ how important and fragile「どれだけ大切でもろいか」
「重い」は「大切である」と言い換えています。
■ how important and fragile life is「命がどれだけ大切でもろいか」
life is important and fragile「命は大切だしもろいです」を「どれだけ〜か」という表現にしたものです。これ全体で learned の目的語になっています。
■ and that「そして〜」
learned の目的語が2つあるので、2つ目の目的語がどこから始まるのかが分かりやすくする方法です。
I learned
1. how important and fragile life is
and that
2. the life we live can sometimes be hollow.
■ the life we live については少し下をご覧ください。
■ can sometimes be hollow「ときに空っぽになる、思える」
hollow は「空洞」など、中に何もない状態を表します。人生とセットにして使われることがしばしばありますが、他にも empty もよく使われます。
★ life「命、生活、人生」
ご質問文の場合は「命」を主題にされていますが、「重い」と「儚い」との組み合わせは可能ですが、「命」と「むなしい(=空っぽ)」がどうも合わないと思ったからです。
そこで「命」と「重い」「儚い」はセットにしましたが、「むなしい」は別にしました。
「空っぽの命」というフレーズは聞いたことがないので、これは「人生」や「生活」に置き換えたほうがいいと思いました。ところが上記のように life という単語はこのすべてを意味します。
そこで the life we live「私たちが生きているこの life」という表現にすると life が日本語の「人生」や「日常生活」というニュアンスを持つので「私たちが生きている/送っているこの人生」という意味合いがでます。ちなみに文法的には以下のようになっています。
the life + we live it「私たちはそれを送っている/過ごしている」
→ the life which we live
→ 関係代名詞を省略して the life we live
ちょっと変と感じるかもしれませんが、live a life「生活を送る、暮らす」という表現があります。文法的には同族目的語と言われる表現で、動詞と目的語が同じ内容になっている英語の表現法です。
大変長くなってしまいましたが、ご参考にしていただければ幸いです。
When I had lost my friend in an accident, it made me realize the significance of life: how frail and empty life can be.
「大切な友人を事故で亡くした時に、命の重さ、儚さ、むなしさを知った」は、例えば、このように英語で表現することが出来ます。
When I had lost my good friend in an accident, it made me realize the significance of life: how frail and empty life can be.
「大切な友人を事故で亡くした時、命の重さに気付かされた―命は儚くも空しくもあるということを。」
lost my friend→友人を失う
accident→事故
it made me realize→気付かされた
significance→重み
frail→儚さ
empty→空しさ
亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
少しでもお役に立てれば幸いです。