おっちゃんぬはエリックさんとはまた違うバージョンでやってみました〜。文法・語法の勉強にもなると思います。
英訳例はそれぞれ全然違う意味ですが、正確に理解するためにまず最も気をつけなければいけない点を挙げます。少しややこしいので、最後で整理します。
★ more than one の意味は「1以上ではない」という点です。正確な意味は「2以上」です。
more than の意味は「〜より多い」なので、ここに数字を入れると「1より多い」となり、「1が含まれない」ことが分かるかと思います。
これを理解の基礎とすると次の英文が理解できると思います。
(3)There is more than one answer. 「1つの答えよりも多い数があります」
つまりこの英文の意味は「2つ以上の答えがあります」です。この場合は「複数の回答がある」ことが前提となっています。
ここでご質問の文「正解が一つとは限らない」を考えると次のようになります。
「答えが一つかもしれないし、二つ以上かもしれない。どちらの可能性もある」というこです。
これを英語にすると(1)の文が出来上がります。可能性を表す can や could が使われます。
これらの助動詞を(3)の文に挿入すると(1)になるということです。
直訳すると「答えは2つ以上ありえる」という意味です。このようにすることで、「一つまたは複数の正解が存在する可能性」を示唆できます。can にするか could にするかはその時の気持ち次第です。一般的に言って現在形のほうが可能性が高いと言えます。
(2)については、「一つか二つ以上の回答があることを前提」とした内容です。
one or more than one answer は「一つ又は2つ以上の正解」という直訳で、「一つの正解のときもあれば2つ以上が正解のときもある」です。
★ まとめ ★
(1) could be more than one answer 「二つ以上の正解があり得る」
必ず2つ以上あるとは言っていない。
(2) one or more than one 「一つまたは二つ以上の正解がある」
言い方は違うが、「複数の正解が存在する場合があると断定している」
(3)more than one answer 「二つ以上の正解がある」つまり一つではない。必ず二つ以上の正解がある。
以上、ご参考になれば幸いです。
上記の例文はどちらも「正解が一つとは限らない」になります。最初の2つは直訳に近い形です。
not necessarily で「とは限らない」という意味になります。
最後の例文は There may be multiple answers.「答えは複数ある場合があります」ですね。
こちらも同じ意味なので、答えが複数ある可能性もあるよ、ということを伝えたいのであればこちらを使うのも自然かと思います!