(1) The floorboard is rotten with damp. It is about to break.
(2) The plywood in the floor is rotten with damp. It is about to break.
■英訳例の意味
(1) The floorboard is rotten with damp. It is about to break.
(床板が湿気で腐っています。今にも穴が開きそうです)
(2) The plywood in the floor is rotten with damp. It is about to break.
(床のベニヤ板が湿気で腐っています。今にも穴が開きそうです)
■語彙
floorboard = 床板
rotten = 腐った
damp = 湿気
plywood = 合板、ベニヤ板
veneer = 木製品の表面に貼る薄い化粧板。日本語で言う「ベニヤ板」は上記のplywood。
The plywood floor is starting to rot because of the humidity and there's a hole opening up.
こんばんは。
英訳例の直訳は「湿気が理由でベニヤの床が腐り始めていて、穴が開きつつある」です。
以下に語句と表現を説明します。
・plywood(プライウッド) 「ベニヤ板」
・start to do 「〜し始める」
・rot 「腐る」
・humidity ( i にアクセント)「湿気」
・there's a hole opening up
この表現は 「there + be動詞 + 主語 + 現在分詞」で「主語が〜している」という表現の仕方です。英訳例の場合ですと「穴が開きつつある」です。
この表現は基本的には there is a hole「そこに穴があります」という文とその意味でできています。これが何を意味するかというと、there構文と呼ばれるものは、それまで話題に出ていなかった物を話題に挙げる場合に、唐突さを感じさせることなく紹介できる方法です。
文脈がないと分かりにくいですが。。。
例)辞書が机の上にあります。A dictionary is on the desk.
↑何か他のことを言っていたのに、突然「辞書が。。。」という感じ
机の上に辞書があります。There is a dictionary on the desk.
↑まずはロケーションを伝え、そこに何があるのかを言うので唐突さを感じない。
これら2つの日本語の感覚の違いに非常によく似ています。
※注意事項
open の進行形は「開いている」にはならない。
比較的に一瞬で終わる動作というのは、進行形のときの意味の捉え方に注意しなければなりません。
「このレストランは開いている」This restaurant is open.
このopenは形容詞で、すでに開いてしまっている状態を表しています。
「穴が開きつつある」 A hole is opening up.
この opening は動詞の ing形です。もちろん意味は現在進行形なのですが、「開く」という動作が進行中であるということは、まだ完全に開ききっていないことを意味します。そこでこれまでの解説では開いてしまった状態を表す「開いている」という日本語を使わずに「開きつつある」としていました。
このような動詞で他に注意が必要なものの代表例に die があります。しかも die は ing形にすると dying となるので、形にも注意です。
The flower is dying. とすると「その花は枯れつつある」という意味になり、完全に枯れてしまうと、The flower is dead. die の形容詞 dead をつかい、「その花は枯れている」となります。上の open とよく似ていますね。
以上ですが、お役に立ちましたでしょうか。