仰っている通りIf I were...が一番ポピュラーですね。定番表現ではIf I were in your shoes...「私が君の立場なら〜」という表現も使えます。inは「身を包まれているイメージ→相手の靴を履いていたら」+「靴→立場」を表します。時制を気にせず使いたいなら次がオススメですね。
{If I were}を省略してしまいます。
In your shoes, I would not have taken a day off yesterday.
「あなたの立場なら私は昨日休まなかっただろう。」
上を勧めるのは、以下やや時制がやっかいだからです。If I were youを使うと、仮定法の時制が副詞節と主節でズレる特殊なパターンになってしまいます。
If I were you, I would not have taken a day off yesterday.
「もし私があなただったら、昨日は会社を休まなかったでしょう。」
根本を掴んで、応用が利くように習得しましょう。
仮定法は「実際にはありえないこと、実現しそうにないこと」を語っているんだぞということを、時制を後ろにずらすことで伝える表現です。普通は公式通りなら次のようになります。
①If I were free, I could help you.
「もし私が暇なら、あなたを手伝えるのに。」
②If I had been free yesterday, I could have helped you.
「もし私が昨日暇だったら、あなたを手伝えたのに。」
のように、現在のことについて「妄想」する場合は①の仮定法過去形に、過去のことは②の仮定法過去完了形になります。
問題の文では、If I were~の部分は「(現在も含めて)あなただったら」と言っており、「休まなかっただろう」は「過去」のことを言っています。①と②が融合した形になっているわけですね。
このように、やや特殊な用法ですが、2種類のパターンで整理してみてください。
If I were you, I wouldn't have taken the day off yesterday.
もしあなたなら...しただろうは
If I were you... I would've...
となります。
もし私だったら休まなかったでしょうは
If I were you, I wouldn't have taken the day off yesterday.
休まなかった、しなかったことなのでnotになります。
If I were youは細かく言うと、
もし私が君だったら、という意味です。
If I were you, I would've taken a different road.
私だったら、違う道を取っただろう。
ご参考になれば幸いです。