日本語で、場の雰囲気が読めない人を「空気が読めない」と言いますが、そういう時に、英語で何て言うの?
「空気が読めない」人を英語で表すときは、"Can't read between the lines" や "Can't take a hint" を使います。これらは、相手が言われていないことを察知したり、細かい手がかりを理解したりする能力が不十分な人を指す表現です。
"Can't read between the lines"は直訳すると「行間を読むことができない」となり、文字通りに本を読むときにはまさしくその通りです。しかし、この表現は比喩的に用いられ、文字どおりにとらえるのではなく、その背後にある意図や含みを理解する能力を指します。したがって、「空気読める」能力が乏しい人に対して使うことができます。
一方、"Can't take a hint"は、「ヒントをつかむことができない」を意味する表現です。これは、他の人がくれたわずかな手がかりや暗黙の示唆を認識することができない人々を指して用いられます。
例文:
- "She just can't read between the lines. We need to be more explicit with her."(彼女は全く空気が読めない。私たちはもっと彼女に対して明確に伝える必要がある)
- "He couldn't take a hint. Even though everyone was looking at their watches, he kept talking."(彼は全然空気が読めない。皆が時計を見ていても彼は話し続けていた)
どちらも「周りの状況を上手く感じ取れない」と言う意味ですが、もともと「その場の雰囲気に合わせて意見を言ったり、行動をする」と言うのは日本独特の文化でもあるので、このニュアンスを一言で外国人に伝えるのは難しいかもしれません。
英語で「空気が読めない」という意味の文はたくさんあります。
1つの例はcan't read the roomになります。
日本語に直訳すると「部屋が読めない」という意味になります。
こちらは人が周りの人の気持ちを意識せずあまり良くないことをしたり、
失礼なことを言ったりする時に使う言葉です。
文章で表すと、He can't read the room.やHe should read the room.になります。
もう1つの例はoblivious to the situationになります。
日本語に直訳すると「状態に気づかない」という意味になります。
こちらは人が周りの人が言っていることやしていることを気づかない時に使う言葉です。
文章で表すと、He is oblivious to the situation.になります。