科学などの実験ではミリリットルやグラム等の数値と単位で示されていますが、塗り薬の場合は塗る範囲によって適量が異なりますので、日本語でも英語でも「適量はどれくらい」という判断は個々に任されている・・・そうです(製薬会社友人談)
ですので、ほとんどの場合、apply to(~に塗ってください)injured area(傷口)/affected area(患部)になります。
また日焼け止めクリームの場合、apply the lotion/cream to your skin to protect from UV(ローションまたはクリームを紫外線から守るために肌に塗って下さい)くらいでしか記載されていないでしょう。 適量は紫外線を露出するであろうと思われる皮膚表面全体を薄くのばす程度(前出友人談)らしいので、これまた「適量」という言葉は英語にはありません。
あるとすれば、evenly という言葉を使うと「均一に」という意味がありますので、量を均一に塗る(apply it evenly on your skin) という事もできます。
また、料理の場合など調味料(例えば塩)を「少々加える」場合、add some salt や add salt a little bit または
a pinch of salt
で「指でつかめるくらいの量の塩=塩、一つまみ分」で表現したりします。 では指の太い人と細い人では量が違うのではないか?というご指摘を頂きそうですが、考え方として
1.そこまでこだわらなくてもいい分量
2.実験など皆が同じ方法で結果を出すために、こだわらないといけない分量
の違いがあると思います。 料理でも、やはり同じようにしてもらいたい場合は、例えば a tea spoonful of sugar だと「小さじ1杯の砂糖」と表記されていたりします。 薬の場合は、多少多めに塗る、多少少なめに塗る、その治り加減も薬と治癒力の差もあるのでその人の判断による「適度」だそうです。(前出友人談。笑)
従いまして、塗り薬の「適量」は先述しました通り患部の範囲に異なるので「適量」という言葉しか使わないそうです。 英語も同じくそのようです。
お役に立てば幸いです☆
薬の「適量」はnecessary amountやoptimal doseと表現できるかと思います。
How much is the necessary amount/optimal dose?(適量ってどれくらいだ?)
It says "apply as needed" but I'm not sure how much is needed.(「必要に応じて塗る」と書いてあるけど、必要な量がわからない)