■check the king
(チェック ザ キング)
「王手をかける」
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【語彙】
●the king「王様」
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なお、以下のような言いかたもあります。
■The king is in check.
(ザ キング イズ イン チェック)
「王手がかかっている」
ご質問が2通りに解釈できるように思いました。
もちろん1つは、将棋における文字通りの「王手」です。
それに関しては他のアンカーさん達が回答してくれています。
もう1つは「スポーツでもよく言われますよね」と書いて
いらっしゃいます通り、他のスポーツで比喩的に使うケースです。
例えば「優勝に王手をかける」であれば、
They are one win away from championship.
のように表現することができます。
文字通りには「優勝から1勝離れている」、
つまり、「あと1つ勝つだけ」だということですね。
非常に英語らしい表現だと思います。
Risakoさんへ
ご質問頂きました「王手」という言い方ですが
私も今回の質問を頂くまで、お恥ずかしい話ですが
英訳を考えたことがあまりありませんでした。
偶然かと思いますが、過去11年間の教師生活の中で
そのような用語を教える機会が無かったことと
ビジネス通訳、翻訳でも「王手」と言う機会は
まずありませんでした。
ですが、「英単語を知らない=コミュニケーションが取れない」
ということでは全くありません。
私の場合は、単語を知らない代わりに
like checkmate という表現がすぐに
出てきました。
checkmate は、普通チェスで
使われる用語で、相手を打ち負かす
まさに最後の一手の事です。
ですので、like checkmate と表現することで
「チェスでいう、チェックメイトのようなもの」と
相手に伝えることができ、ちゃんと分かってもらえるはずです。
上から順に、
①Ote is like checkmate.
「王手はチェックメイトのようなものです」(説明)
②That's like his checkmate.
「あれは、彼がチェックメイトしているんです」
(対局を客観的に描写)
③また、もし実際に棋士が「王手」と発声したのであれば
He said, like "checkmate." と伝えることも可能です。
また、仮に「将棋」そのものを外国人の方に伝えようとするなら、
Shogi is a Japanese traditional chess-like game.
将棋は、日本の伝統的な【チェスに似た】ゲームです
と伝えることができます。
このように、外国の方との接点を生かすと、英会話での
コミュニケーションが図りやすくなるでしょう。
「全ての英単語をきちんと覚えなくてはいけない」という
ことではなく、英語のプロでも知らない単語があるんだ、という
お気持ちで、何とか手持ちの(=既にご存じの)表現で説明を
試みるようにすると、
① 相手とのコミュニケーションがスムーズに取れる確率が上がる
だけでなく
② その内、今まで自分がなんとか別の言葉で言い換えてきた表現を
的確に表す英単語に出会うと、定着が高まる。
という効果もあります。
シンプルに申し上げますと、「あ、○○は
本当はこのように言えば良かったのか!」という
感動・驚きが生じますので、より印象・記憶に
残りやすくなります。
・・・蛇足ではありますが、例えば「竜王戦」「名人戦」
といった、将棋の大会名をお聞きになったことがあるかもしれません。
マニアックな話かもしれませんが、こうした大会を説明する際も、
Meijin sen is one of the most important games.
So, it's【like a tennis Grand Slam title.】
名人戦は非常に重要な戦いの一つで【テニスでいう
グランドスラム・タイトルのようなもの】です。
・・・などと説明することも可能ですね。
こちらも、相手との共通点を意識した話し方です。
(当然、テニスの4大大会を相手も知っていることが
前提とはなりますが)
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
Risako さんの英語学習の成功を願っております。
LLD外語学院 学院長 前川 未知雄
私は丹上さんの紹介された in check が良いと思います。
checkmateは「詰み」、つまり相手はもう逃げられない状態ですが、「王手」の段階では、まだ相手には負けを防ぐ余地が残っています。
(極端な話、王将の目の前に「歩」を打てば王手ですが、それだけではいくらでも逃げ道があります。)
スポーツでも「優勝に王手」と言ったら、あと1勝しなければ優勝に手が届きませんね。
「彼は初優勝に王手をかけた」なら、
He had/put the first championship in check.
などでいいと思います。
なお、西澤さんのご回答は実際にとてもよく使われる表現で、大賛成です。(*^_^*)