de factoとは、もともラテン語から来ており、「実質的な・事実上の」といった意味を持つ単語です。
日本語でも、「デファクトスタンダード」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
公に定められたものではないけれど、社会の中で実質的に標準になっているものを、このように呼びますね。
以下のような形で使うことが出来ます。
"This match will decide a de facto victory."
「この試合が事実上の勝利を決めるだろう。」
"He is the de facto ruler."
「彼が事実上の支配者だ。」
他の表現も見てみましょう。
- actual 実際の:
"Although he was elected as a leader, he is not given the actual authority."
彼はリーダーに選ばれたにも関わらず、実際の権限を与えられていない。
- in reality 実際は:
"The business seems to be very successful, but in reality, it has a deficit."
そのビジネスはとても成功しているように見えるが、実際は赤字である。
今回は形容詞としてde factoとactualを、副詞的用法でin reality を用いてみました。
ご参考になれば幸いです!
例文一:
This is basically the final match.
これは事実上の決勝戦だ。
例文二:
He is the real ruler.
彼が事実上の支配者である。
例文三:
He is the effective ruler.
彼が事実上の支配者である。
・"the real ~ is ..."は「本当の~は。。。」を意味します。上記の例文の場合に、「事実上」になります。"He is the real ruler."と言えば、他の人は「支配者」と呼ばれているけど実際に権力がありません。
・"basically"は「詰まり」・「要するに」・「原則として」を意味します。上記の例文の場合に、「事実上」になります。"This is basically the final match."と言えば、この試合は「決勝戦」と呼ばれていませんが、結果的に決勝戦です。
・"the effective"は"the"があると、「事実上」を意味します。"an effective"は「効果的」・「有効的」です。
Virtually=「事実上」
ruler=「支配者」
He is virtually the ruler of the country.
「彼は事実上、その国の支配者である」
Championship game=「決勝戦」
This is virtually a championship game.
「これは事実上の決勝戦だ」
ご参考まで