(1)Please refrain from taking photos or videos until given permission.
(2)Please do not take photos or videos until instructed to do so.
こんばんは。
施設見学のときに係の人が言うのを想像して、アナウンスしている雰囲気の表現を選んでみました。
コンサート会場や美術館でも言われるような表現です。
★「〜しないでください」
(1)では refrain(リフレイン)を使いました。「控える、慎む」などの意味があります。例のように「〜することを控える」の場合は refrain from 〜 となります。
(2)では簡単に Please do not 〜 としていますが、正式な場でも使ってもおかしくありません。
★写真やビデオ撮影
「写真を撮影する」を学校で学ぶ時には take a picture/photo を基本形をして学ぶことが多いですが、複数の写真を撮ることが想定される場合は例のように複数形にします。またこれはビデオ撮影も同じです。take a video/videos となります。さらに、「撮影する」を video で表すことも可能ですので、from taking photos or videoing とすることも可能なんです。それだけでなく、film も「撮影する」の意味で使えるので、from taking photos or filming と言うことも可能です。
★なんで「写真 "や" ビデオ撮影」と言っているのに and ではなくて or なのか
英語では否定文や否定的な内容のときには、日本語の感覚では and が使えそうだと思えるところで or を使います。and で結ぶと「1セットの動作」のように感じてしまうことがあるのが原因です。
逆に1セットの動作を表す場合は and を使います。以下の例を見てみましょう。
I don't drink or smoke. 「私は酒もタバコもやらない」
I don't drink and drive. 「私は飲酒運転しない」
★「こちらから案内するまで」
(1)も(2)も「〜まで」を表す until の後に動詞の過去分詞を使いました。これには意図があります。(語句の解説は後にします)
「私たちが言うまで」としてしまうと、とても直接的で偉そうな響きを出してしまうので、「みなさんが言われるまで」のように、you が主語となった言い方をするためです。
さらに、例の場合は untill の後に受動態の文を使って until you are given permission/instructed to do so としてもいいのですが、意味を端的にスマートに伝えるために言わなくても分かる部分を省略しています。
・語句と構造
(1)until given permission は全部言うと until you are given permission で「あなた方が許可を与えられるまで」です。permission = 許可
文法的に見ると until we give you permission 「私たちがあなた方に許可を与えるまで」の受動態の形で、そこから主語とbe動詞を抜いたら完成です。
(2)until instructed to do so は全部言うと until you are instructed to do so です。instruct は「インストラクター」の動詞です。「指示する」という意味です。
文法的に見ると、能動態の形は until we instruct you to do so で、「私たちがあなた方にそうするように指示するまで」という意味です。(do so で「そうする」という意味です)
以上、お役に立ちましたでしょうか。