It started raining, so I'll push my bicycle home under an umbrella.
「傘をさす」
→"put up an umbrella"
「傘をさして歩く」
→"walk under an umbrella"
日常的な表現のように思えて、意外と訳が思いつきませんよね。これには明確な分けがあり、アメリカ・イギリスではともに日本ほど傘をさす行為が日常的でないためです。
まずアメリカでは国土の大半は車社会で、どこに行くのにも車に乗ります。そうすると必然的に、傘の必要性が大きく削がれるわけです。公共交通機関を多用する日本人とは大きく異なる点です。また国土自体が広く、地方によっては雨がほとんど降らないのも傘の非日常化につながります。
次にイギリスでは、上述のアメリカのような要因もちょっとありますが、気候が変動しやすいのも大きな要因です。ちょっとぐらい雨が降り始めても、すぐに止むことが多いのでわざわざ傘をさしてそとに居続けるよりはちょっと室内で雨宿りを選ぶというわけですね。また雨自体も日本でいうところのにわか雨程度のものが多く、土砂降りというのは珍しいそうです。
ある国の常識は別の国にとっては非常識。上述の例文を使った際の小話に良いかもしれませんね。
Since it started raining, I'll walk my bike home with an umbrella.
この状況を英語で表現するには、次のように言うことができます: Since it started raining, I'll walk my bike home with an umbrella. 『雨が降り出したので、傘をさして自転車を押して帰ります。』
ポイントは "walk my bike" という表現で、「自転車を押して歩く」という意味になります。"started raining" は「雨が降り出した」を表していて、"with an umbrella" で「傘をさす」を意味します。
役に立ちそうな単語とフレーズ
・walk my bike: 自転車を押して歩く
・umbrella: 傘
・started raining: 雨が降り出した