going round in circlesは直訳すると、「円形になってくるくるまわる」「ぐるぐる同じところをめぐる」という意味になります。
goingは、「行く」を意味するgoという動詞の進行形です。roundは、「丸い」「円形」を意味する形容詞ですが、aroundという形で使われるときに前置詞になります。circlesは、「円」「円周」を意味するvcircleという名詞の複数形です。
日本語でいうと、「堂々巡りをする」「努力のわりには進歩しない」「いくらやっても進まない」などの表現に一番近い意味をもっています。
また、goのかわりに、「走る」を意味するrunも置き換えることができます。
AをするにはBが必要なんだけど、Bをするには、Aが必要なんだよね。ぐるぐる回って解決しない。
We need B to do A, but in order to do B we need A. We are running around in circles and cannot find any solution.
lostはもともと、「なくす」「失う」を意味するloseという動詞の過去形のほか、「負ける」を意味するloseという動詞の過去形でもあります。
しかし、be lostやget lostのように、形容詞として使うときに、「途方にくれた」「戸惑った」といった意味になります。また、文脈によって「迷子になった」「道に迷った」といった意味でも使うことができるので、要注意です。
I'm completely lost here. 何がなんだか私にはまったく分からない。
I got lost. 迷子になっちゃった。
いくつかの言い方が考えられますが、例えば、 It's a catch-22. 「それは堂々巡りだ。」
また少し変えて、 We are in a vicious cycle. 「私たちは悪循環に陥っている。」
というようにも表現できます。"Catch-22" は、特定の条件が相互に依存しているために解決が不可能な状況を指します。"Vicious cycle" は、負の連鎖や悪循環という意味になります。
関連する例文: We can't get a job without experience, but we can't get experience without a job. It's a classic catch-22. 「経験がないと仕事が得られないけど、仕事がないと経験が得られない。それは典型的な堂々巡りだ。」
The project is stuck in a vicious cycle of delays and more funding requirements. 「プロジェクトは遅延とさらに多くの資金要件という悪循環に陥っている。」